いよいよ新米入荷。サスティナブルなコシヒカリとは?
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スタッフ名:野口新之介(セカスト好き)
ようやく朝晩は涼しくなり、福井にも新米の季節が訪れました。
全国各地で様々なブランド米が生産されていますが、日本人にとって身近で親しみがあり、かつ美味しいお米といえば、やはりコシヒカリではないでしょうか。コシヒカリと聞くと新潟県のイメージを持つ方が多いかもしれませんが、実は発祥の地は福井県なのです。休暇村越前三国の夕朝食のお米も、もちろんコシヒカリ。今回はそんなコシヒカリでも休暇村売店で販売している、サスティナブルなコシヒカリをご紹介します。
かにシーズンに大量に発生する「かに殻」。休暇村では「かに殻」を専用のバケツに集め、地元農家さんにお渡ししています。ビニールハウス内におがくずを敷いて、その上にかに殻を撒いて自然乾燥させています。
乾燥したかに殻を耕運機で砕きます。砕かれたかに殻は、独特の臭みがなくなり、お米や野菜を育てる肥料として使用しています。
毎日かに殻を他の食べ残しと仕分けて、契約している農家の方々に引き取っていただきます。「毎日」と言うのは簡単ではなく、他でもこういった取り組みをしようとする地域もお聞きしますが長続きしないようです。
かに殻には植物の生育に欠かせないといわれる窒素・カリウム・リンがバランスよく含まれているとのことです。肥料にするとお米や野菜が病気に強くなったそうです。
サスティナブルやSDGSという言葉も一般的では無かった2008年より、長年休暇村では「かに殻」のリサイクルを行ってきました。
「かに殻米」の新米が休暇村の売店に入荷しました。ビュッフェで取り扱えるほどの量は生産できませんので、売店でのみ販売しています。かに殻米は炊きたてはもちろん、冷めても美味しくお召し上がりいただけます。米価格の上昇の煽りは「かに殻米」も例外ではなく、昨年より値段が上がってしまいましたが、1kg1,080円で販売しています。私たちの取組みを、ぜひご賞味ください。
越前がに 美味しさの秘密