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2022.06.01

【星取県】今月の星空情報~太陽系の惑星が勢ぞろい~

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スタッフ名:杉村康之

ほしぞら情報(2022年6月)

画像1
日の入りの時刻が1年で
最も遅くなるのが
6月の終わり頃です。

空が暗くなると、
春の星座は西に傾いており、
東の空には入れ替わるように
夏の星座が昇ってきます。

中旬から下旬にかけて、
明け方の空にすべての惑星が
勢ぞろいします。
惑星のうち肉眼で簡単に
見ることができるのは、
水星、
金星、
火星、
木星、
土星 の5つです。
その中で見ることが
最も難しい『水星』が、
16日に西方最大離角となって
比較的見やすくなります。

惑星が勢そろい(2022年6月)

画像1
6月中旬から下旬にかけて、
明け方の空に全ての惑星が勢ぞろいします。

夜間に全ての惑星が
地平線の上にある機会は
なかなかありません。

6月18日の日の出1時間前には
南の空に月があり、
そこから東の地平線に向かって
土星、
海王星、
木星、
火星、
天王星、
金星、
水星 が並びます。

肉眼で容易に見える明るさなのは、
水星、金星、火星、木星、土星
の5つです。たいへん良い機会ですので、
肉眼でこれら5つの惑星を
一目で見ることに挑戦してみましょう。

ただし、水星は地平線からの高度が低いため、
見つけるのが少し難しいかもしれません。
「水星が西方最大離角(2022年6月)」
を参考にして、水星を探してみてください。

海王星は約8等と大変暗いため、
残念ながら肉眼では見ることができません。
海王星を見るには、
事前に正確な位置を知って
そこに望遠鏡を向けることが必要です。

また、天王星の明るさは約6等で、
目の良い人が夜空の暗い場所で
観察すればなんとか
見ることができる明るさです。

双眼鏡や望遠鏡を使うと、
より見つけやすくなります。
もちろん、
正確な位置を知っておく必要も。
望遠鏡などをお持ちの方は、
天王星や海王星を見つけることにも
挑戦してみてはいかがでしょうか?

惑星たちは、
夜空にほぼ直線状に
並んでいるのがわかります。

これは、
惑星が太陽の周りの
ほぼ同じ平面上を公転していて、
それを、同じ平面上にある
地球から見ているためです。
また、毎日観察すると、
月が惑星に沿って日に日に
東側に移動していくのがわかります。
月が地球の周りを公転する平面も、
惑星が公転している平面と
ほぼ同じであるため、
月は惑星の近くを通って
移動していくように見えるそうです。

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