冬の生き物観察のすゝめ
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スタッフ名:佐藤 幹太
皆様こんにちは、休暇村奥大山生き物担当の佐藤です。
奥大山では雪が積もったり道路が凍ったりと冬を感じる日々を過ごしております
皆様体調にはお変わりないでしょうか?
夏の暖かい頃は園地のいたるところから鳥の鳴き声や虫の姿が観察できましたが
寒さが強くなるにつれてそんな姿も見るのが難しくなりました。
ですが決して生き物たちがいなくなったわけでありません、
冬を乗り越えるために地中でじっとしているものや
人目の付かないようにそっと活動している生き物達がいます。
少し話が変わりますが先日、園地内の芝生広場にてこんな光景を目にしました
いたるところに土の山ができています、何事かと思いもう少し近くで観察してみました
すると土の山のすぐ近くにはこの様な地面が線状に盛り上がっているところがいくつも見られます。
すでにお気づきかと思われますがこの土の山を作ったのはモグラです。
※モグラが作った土の山のことをモグラ塚といいます
皆様も知っての通りモグラは地面の中で生活している生き物です。
地面の中は外の気温の影響を受けにくいので1年中暖かくなっています
なのでモグラは冬眠せず一年中餌を求めて地面の中を動き回ります
そのためこのような寒い時期でもモグラが動き回った痕跡が残っているというわけです。
この様な生き物たちが残した痕跡をフィールドサインといいます。
冬になると生き物の姿は見えづらくなります
ですが生き物たちが残すサインは見つけやすくなります。
今後またこの様なフィールドサインを見つけたら
ブログを通して皆様にお伝えしたいなと思います。
ここまでのご拝読ありがとうございました