鬼退治伝説と楽楽福神社(ささふくじんじゃ)
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スタッフ名:梶原
日本最古の鬼伝説が残る、伯耆町にある鬼っ子ランドには
10メートルはある鬼の銅像があります。
太古の昔、第7代孝霊天皇が全国を行幸されているときに
大牛蟹とその弟が村人を困らせていることを知ります。
鬼住山(きずみやま)に向かい合う笹苞山(さすとさん)に
陣を張り笹団子を供えて弟の鬼をおびき寄せて矢で射止めました。
大牛蟹は、激しく抵抗しましたが、天皇側の策で刈り取った笹の葉を
山ほど積み重ね、いけどりにしました。
<溝口町に伝わる伝説>
その後、降伏した鬼は天皇の配下になり北の地を守るという約束をします。
鬼退治に成功し、大いに喜んだ里人たちは笹の葉で屋根をふいた神社を作り孝霊天皇と
その一族をまつったのが楽楽福神社になります。
そういうわけで現在、鬼っ子ランドの鬼は、この地を見守る良い鬼のシンボルとして人々に親しまれています。
米子高速道路を通っていると西側に小高い山の上に鎮座する鬼を見ることができます。