【星取県】先取り5月の星空情報~皆既月食をたのしむ~
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スタッフ名:杉村康之
暗くなって間もない空には、
北斗七星が高く昇っています。
さらに、
しし座、おとめ座、うしかい座など、
春の星座がよく見える季節です。
5月は惑星に注目しましょう。
明け方の空には木星、土星、火星が、
夕方の空には金星が姿を見せています。
4月に引き続いて今月中旬にも、
明け方の南東の空で、
木星、土星、火星に月が接近します。
月と明るい惑星が並ぶ様子が
目を引くことでしょう。また、
下旬には日の入り後の
西の空で水星と金星が接近します。
5/6 このころ、
みずがめ座η(エータ)流星群が極大
見頃は極大を中心とする2~3日間の未明。
1時間に2個程度
月明かりの影響が大きく条件はたいへん悪い
国立天文台ホームページより画像引用
5月6日、
みずがめ座η(エータ)流星群
の活動が極大となります。
極大時刻は午前11時頃と
予測されているので、
6日の未明から明け方が
一番の見ごろとなります。
ちょうど放射点の近くに
下弦過ぎの月があって眩しいが、
流れ星は空全体に飛ぶので、
月から離れた方向を中心に
広く空を見渡たしてみましょう。
また、数は減るものの、
前後の日にも見ることはできます。
みずがめ座η流星群は
毎年ゴールデンウィークの
終わりごろに活動する流星群で、
速度が速いのが特徴となります。
ハレー彗星の軌道上に残されている
塵が地球軌道との交点付近で
地球の大気に飛び込み、
上空100km前後で
発光して見える現象です。
スーパームーン皆既月食をたのしもう
5月26日の夕方から宵にかけて
皆既月食が発生します。
一年に12~13回見える満月のうちで
最も大きく見える満月のことを
「スーパームーン」と
呼ぶことがあります。
今回の皆既月食の満月は
2021年で最大なので、
いわば
「スーパームーンの皆既月食」
となります。
日本の広い範囲で月食の
過程の大部分が見られます。
日本で皆既月食が見られるのは
2018年7月以来、
約3年ぶりとなります。
高度はあまり高くなりませんが、
低空だけに月の色や大きさが
印象的に感じられそうです。
部分食も含めて、
ぜひ観察や撮影を
してみてはいかがでしょうか?
全過程は月の出のころから22時前まで、 皆既食は20時11分
月食の見え方
今回の月食では18時45分に
満月が地球の影(本影)に入って
月が欠け始めます。(部分食の開始)
このとき、
北海道西部~中部地方より西の地域では
まだ月が昇ってきていないので、
部分食の始まりは見られません。
この地域では部分食開始後に、
一部が欠けた月が昇ってくることになり、
このような状態を
「月出帯食(げっしゅつたいしょく)」
と呼びます。
また東側の地域でも、部
分食が始まった時には
月は非常に低いところにあります。
その後、
だんだん高くなっていく月を地球の影が覆い、
暗い部分が次第に広がっていきます。
そして部分食開始から約1時間30分後の
20時11分に月全体が地球の影に入り、
皆既食の状態となります。
この皆既状態は20時26分までしか続かないので、
皆既月食のハイライトである
「赤みを帯びた満月」
が見られるのはわずか15分弱しかありません。
20時26分に皆既食が終了すると、
月は明るさを取り戻していきます。
そして約1時間30分後の21時52分、
部分食も終了し、
白く丸い満月が南東の空に輝くようになります。
アストロアーツさんより本文、動画等引用
アストアーツさんの月食の特設ページはこちら
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