だいせん登山道の最新情報~紅葉情報
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スタッフ名:久保昌之
10月17日(火)現在のだいせん夏山登山道の最新情報をお知らせします。
午前9時の大山寺の天候 くもり 気温12℃ 微風
お昼12時の山頂の天候 晴れ時々ガス 気温6℃ 微風
秋雨前線が日本付近に異常に長く停滞していて、ここ何日も雨やくもりの日が続いていますが、
ようやく少しだけ南下したためにほんのちょっと晴れ間が覗きました。
大陸からの高気圧の勢力が弱く、なかなか秋雨前線が本気を出しているようです。
登山道のお花もほとんどが終わりを迎え、よく見て歩くといろいろな色の木の実が見られます。
またキノコのシーズンでもあり、ツキヨタケが終わりがけ、食べられる
キノコも見られますが、国立公園の特別保護地区であるので、採取は禁止です。
何年か前からキノコがブームになり、ポケット図鑑を片手に山に入る方が増えてきましたが、
キノコはその環境と大きさにより、色が変わってくる場合があります。
図鑑どおりにはいかないです、観察ならいいですが採取はしないでください。
紅葉の様子ですが、この1週間は思ったほど進んでいないようです。
やはり晴れ間が出ないとその素晴らしさがわかりづらいですが、
ブナ林の下にあるクロモジなどがきれいな黄葉になりつつあるようです。
全般にやや遅れ気味とも言えそうです。
これからの時期の注意点ですが、やはり服装です。
山用の服はやや高価ですが、それなりに理由があります。
その特性をよく把握して自分の山行スタイルに合うものを購入してください。
基本は「寒いぐらいでスタート」です。
今日の場合は大山寺で12℃ということは肌寒い天候でしたが、
アウターを着てスタートすると必ず暑くて汗をかきます。
5合目辺りまでは林の中を歩くためにあまり風が通りません。
気温もそうですが、風が直接当たるかどうかで体感温度はずいぶんと変わってきます。
また体の中の暖まった空気がどこから逃げるかも考えてください。
上半身の熱気は首の周りから、また下半身の熱気は足元からしか抜けません。
従って歩き始めてからその調整がすぐできるように服装を考えたらいいと思います。
よく雨も降っていないのに足元にスパッツをつけて歩いている方を見かけますが、
まだ今の時期は蒸れますよ、ご注意ください。
もう月末辺りになると初冠雪の便りが聞かれる頃になりました。
手ぶらでハイキング気分で登る時期ではありません。
日の暮れるのも早くなってきたので、ヘッドランプも必携です。
また天候の急変で、特に気温が下ることもありますので、
ちいさなお子さま連れも、楽しみながら登れる時期ではありません。
ご注意ください。
大山は徐々に冬山になりつつあります。
山頂から望む剣ケ峰
鳥ヶ山(からすがせん)は雲の中でした。
大山山頂木道から観察できる『ダイセンキャラボク』今年の実は豊作です。
登山道でみつけた『ホコリタケ』
登山道のお花もほとんどが終わりを迎え、よく見て歩くといろいろな色の木の実が見られます。
またキノコのシーズンでもあり、ツキヨタケが終わりがけ、食べられる
キノコも見られますが、国立公園の特別保護地区であるので、採取は禁止です。
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