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2020.12.25

【星取県】先取り1月の星空情報~しぶんぎ座流星群と初日の出~

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スタッフ名:杉村康之

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2021年注目の天文現象は、
しぶんぎ座流星群で幕を開けます。
今年は明るい月の影響があり、
条件があまり良くありませんが、
1月4日の夜明け前の2~4時間、
空の暗い場所では1時間あたり
最大20個程度の流星が見られるかも。
惑星では、火星の見頃が続いています。
21日には、宵の南の空で
赤く輝く火星に月が接近します。
下旬になると日の入り後の西の低空で、
水星が見つけやすくなります。

年始めの流星群を観察しよう

しぶんぎ座流星群は、
8月のペルセウス座流星群、
12月のふたご座流星群とともに
三大流星群と呼ばれています。
ただし、毎年安定して
多くの流星が出現する
ペルセウス座流星群や
ふたご座流星群と比べると、
しぶんぎ座流星群は、
活動が活発な期間が短いことや、
年によって出現数が
変化しやすいことが知られています。

今年のしぶんぎ座流星群の極大は、
1月3日23時~4日0時頃と予想されています。
しかし、夜半前は放射点の高度が低いため、
観察には向きません。観察に適した時間帯は、
4日の夜明け前2~4時間です。
この時間帯は極大の時刻に近く、
まずまずの条件と言えます。
ただ今年は、観測に適した時間を通じて
月齢20の明るい月が輝いており、
月明かりの影響で
とくに暗い流星が見えづらくなります。
このため、実際に見える流星の数は
平均的な流星数の年より少なめで、
空の暗い場所で1時間あたり
最大20個程度と予想されます。

流星は放射点を中心に放射状に出現します。
放射点付近だけでなく、
流星はどちらの方向にも現れますので、
なるべく空の広い範囲を見渡しましょう。
一方で明るい月が空にありますので、
視界に月が入らない方向を
見るようにするのがおすすめです。
また、屋外の暗さに目が慣れるまで、
最低でも15分ほどは
観察を続けると良いでしょう。
レジャーシートを敷いて
地面に寝転ぶなどすると、
楽に観察できます。
たいへん寒い季節ですので、
寒さ対策をしっかりおこなってください。
事故に遭わないように十分注意し、
マナーを守って観察をしてください。
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国立天文台HPより本文・画像を引用

2021年の初日の出と夜空

一年の始まりを告げる「初日の出」
早起きして新年への思いを新たにしたり、
風景の美しいところへ出かけて初日の出を
撮影したりしてみてはいかがでしょうか。
初日の出前の星空も忘れずに眺めてみましょう。
きらびやかな冬の星々に続いて
雄大な春の星座たちが姿を現し、
明け方には金星やさそり座も見えます。
 

ウェザーニュースさんの初日の出予想サイトはこちら

日の出の豆知識と夜明け前の夜空
日の出とは、
太陽の上端が見かけ上地平線または水平線に
一致した時刻を指します。
地平線近くの太陽は、大気の影響で
実際よりも浮き上がって見えます。
このため、
実際にはまだ地平線の下にある太陽が、
大気の影響がないと考えた場合と比較して
4分ほど早く日の出を迎えます。

日本で最も早く初日の出が見られるのは、
日本の東端である「南鳥島」で5時27分、
本州では「富士山山頂」(6時43分)、
平地では千葉県の「犬吠埼」(6時46分)
となるそうです。
なお、日の出が最も早い場所は
一年のうちの時期によって変わるそうです。
一方で日本の西端である「与那国島」の
初日の出は7時32分
日本の東西で実に
2時間以上の差があることになります。
日の出の時刻は標高が高いほど早くなります。
また当然ながら、
日が昇ってくる方向に山やビルがあれば
それだけ遅くなります。

初日の出は午前7時前後ですが、
できれば新年最初の夜空も眺めて見ましょう。

年が明けてすぐのころには、
南の空から天頂に「冬の大三角」や
オリオン座が広がっています。
色とりどりの明るい星々が
新年を祝っているかのようです。

さらに夜が更けると、
冬の星座たちが西に傾いていくのと
入れ替わって春の星座たちが
南から南東の空に上ります。

初日の出の1時間前になると、
南東の低空に
さそり座のアンタレスが姿を見せ、
明けの明星の金星も見えるようになります。
そして、
星々の光が空の中にとけて消えていくと、
間もなく初日の出です。
アストロアーツさんより引用

星取県で霜降る鳥取和牛に舌鼓

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