登山道の最新情報 ~大山周辺~
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スタッフ名:久保昌之
今日も太平洋から暖かく湿った空気が流れ込み、
大山周辺でもかなり気温が上がりました。
日中は長袖どころか、
半袖でも汗ばむほどの陽気となりました。
(京都では26.9℃の夏日となり、なんと111年ぶりの記録更新)
それでは今月から来月にかけての長期予報は?となると、
現在の状況と高層天気図をみて判断すると、
寒気団がなかなか南下しそうになく、
例年よりも暖かい日が続きそうです。
最近はネットで比較的に正確に
10日間予報とかが出ていますので、
あまりみる機会もないと思われますが、
現在の天気図の気圧配置と
高層天気図を重ね合わせてみると面白いですよ。
気象庁が発表しているもので、
偏西風の流れとか寒気団がどの辺りまで
下がってきてるとかがある程度わかります。
またもう少しわかりやすい天気図としては、
やはり気象庁のHPより
「アジア太平洋域 実況天気図」を見れば、
日本を含む広範囲の天気図が見られますので
大まかに寒気団の予測ができると思います。
登山道の様子ですが、
(大山夏山登山道)
特に崩壊箇所もなく問題はありません。
山頂避難小屋の内容については前回のレポートをご覧ください。
だいせん登山道の最新情報~初冠雪と山頂避難小屋完成式典~
注意すべきことは、
トイレについては来春まで凍結防止のために閉鎖となります。
従来どおりに汲み取り式が使えます。
また小屋内部の照明も主電源を落とすので使えません。
明り取りの窓が南側しかないので、
ヘッドライトはザックのすぐ取り出せる
所に入れておいてください。
天候の悪い時などは昼間でも小屋内はかなり暗いです。
(三徳山)
紅葉がピークです。
雪が降り始めると来春まで閉山となりますので、
必ず電話等で確認のうえ、登山予定を立ててください。
行者体験ができるということ、
また全国放送で「日本一危険な国宝」と
紹介されたこともあり、
近年は非常に人気の山です。
ただ、一人では入れないとか
ストック使用禁止等の制約がありますので、
確認のうえ、おいで下さい。
(蒜山)
稜線の紅葉はほぼ終わりました。
登山道での注意事項は、
特に下蒜山から中蒜山に向かう登山道ですが
急斜面の泥濘地で、
落葉があるために非常に滑りやすくなっています。
大山はこれから冬山に変わりつつあります。
今は暖かくて登り易いですが寒気団が入り込んで
冷え込むと厳しい山に変化していきます。
装備は基本的に冬山装備を準備して下さい。
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