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2017.09.28

だいせん登山道の最新情報~久しぶりの好天~

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スタッフ名:久保昌之

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9月26日(火)現在のだいせん夏山登山道の最新情報をお知らせします。
 
午前8時の大山寺の天候  晴れ  気温17℃  無風
午前11時の山頂の天候   晴れ  気温13℃  無風
 
秋の移動性高気圧というのは北から張り出してきて、これに覆われた時は、
空は青く澄み渡っていて、遠くの景色まで良く見えることがあります。
「天高く馬肥ゆる秋」と言われるように、青空が高く馬も肥えてたくましくなる
という意味で使われますが、今日の場合はまだ太平洋上の勢力の強い
高気圧に覆われていたため、視界があまり良くなくて、気温の割には
暑く感じられる一日でした。
 
登山道の様子も6合目辺りから所々で紅葉している葉が目立ち始め、
山頂台地もヤマヤナギ、ヒゲノガリヤス、カリヤスモドキなどが
色づき始めています。
ただ良く近くで見ると、枯れ始めている葉が多く、やはり夏場の日照不足の
感は否めません。
 
紅葉がきれいになる要素として主な点は「梅雨時の雨の量」、「夏場の
日射量」、「秋口からの朝晩の寒暖の差」があげられます。
果たして今年の紅葉は・・・?
 
登山道の危険ヵ所はほとんどありません。
雪、また雨水が流れて段差が多少高くなっている場所はありますが、
自然の中を歩く以上は当たり前の段差と考えられます。
交差しにくい場所などは鳥取県によりかなり補修されてきました。
 
登山する上での注意事項ですが、秋分の日を過ぎてからは昼間の時間が
どんどん短くなっていきます。従ってヘッドランプは必携です。
またもう1ヶ月もすれば初冠雪の肥えも聞かれる時期ですので、服装には
充分注意してください。
登る際は薄着で登らないと、暑くなってから脱ぐと汗でぬれた衣服を山頂で
再度着ることになります。
特に女性に多いようですが、脱いだアウターを腰に巻いて登山をしている
姿が見受けられますが、非常に危険です。
登山道が広くても交差する時に木の枝などに引っ掛けて転倒する恐れが
あります。
ザックの外にコップとかぶら下げている方も同様です。途中に水場は
ありません。
街中を歩く感覚で山に入ると、考えられないところで怪我をしてしまうので
充分にお気をつけください。
 
今日は米子市内の彦名小学校の引率で登りましたが、生徒の中に
ゴミを拾いながら登っている男の子がいました。
6合目の休憩時に気がついたのですが、こういう生徒を育てられる
先生方も素晴らしいと思いました。

日本山岳ガイド協会
認定登山ガイド 久保昌之
草鳴社ケルンより

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