カラスガセン登山道の最新情報 ~烏ヶ山のキャンプ場ルート~
9,817 view
スタッフ名:久保昌之
6月26日現在の大山山系の中の烏ヶ山のルート紹介です。
新小屋峠から登るルートと
休暇村のキャンプ場からのルートと
2本ありますが、
不慣れな方は新小屋峠から
登ったほうが安全です。
両方のルートは8合目上付近で合流して、
いわゆる「分岐」と呼ばれています。
この場所で某飲料水メーカーの
CMが撮影されました。
もちろん超有名女性歌手も
この場所まで登りました。
新小屋峠からの登山道については
分岐の手前で急斜面が20mほど続きますが、
ロープを垂らしています。
どこのロープ場もそうですが、
1本のロープに2人も3人も
取り付かないでください。
必ず1人づつ登って声を掛けて
次の人に登ってもらってください。
今日の場合はキャンプ場からの
ルートの注意ヶ所についてご紹介します。
標高920m付近から
一気に標高1448mまで
標高差で500mちょっと登りますが、
最初の300m程度は
杉の植林帯の緩い登りを歩きます。
そこを過ぎると徐々に傾斜が急になっていきます。
分岐までは平たくて
休憩する場所もないので、
適当に休憩を取ってください。
分岐の手前約70m程度からが難所になります。
距離は短いですがロープ場が
2ヶ所連続しています。
特に分岐に近いほうは
傾斜が70度ほどありますが、
三点確保が体で会得できている方は
問題なく登れると思います。
ここのロープは1本のロープに
何人も取り付くので、岩で擦れて
やや危険な状態になっていますので、
よくご注意ください。
基本はロープに頼らないで
三点確保で登ってください。
分岐からすぐ上の岩場を乗り越えると南峰の山頂です。
そこから北峰の山頂が見え、
さらにその向こうに大山東壁がよく見えます。
ただ北峰の直下も70度程度の急斜面になっています。
ご注意ください。
ここから鳥越峠までの
縦走ルートは通行禁止になっていますので
ご注意ください。
なお登山届けにつきましては
休暇村奥大山にて記入提出するのが
近くていいと思います。
駐車場も休暇村の一番上の駐車場を利用してください。
もちろん年中無料です。
登山ルート自体は比較的に短いですが、
急斜面とロープ場の難所が
多いために非常にマニアックな山です。
午後1時以降ですと休暇村のお風呂も利用可能です。
登山というのは楽しいスポーツですが、
同時に危険も伴います。
安全に登れるようにお気をつけください。
鏡ヶ成キャンプ場側登山口
初心者の方は新小屋峠側からどうぞ。
エゾハルゼミ
特徴的な鳴き声を持つ小型のセミで、ブナ林などの落葉広葉樹林に生息する。
梅雨の頃ブナ林から聞こえてくるセミの声はまずこのセミだと思って間違いない。
エゾアジサイ
日本海側の山地に生える落葉低木。
装飾花は、3~5個あり、鮮やかな青紫色、時に淡い紅色、白色を帯びる。
ギンリョウソウ
山林の湿り気のあるところに生育し、日本には広く分布している。
サンカヨウの実
未熟なうちは緑色だが、熟すと青紫色になる。よく見ると表面は白い粉を吹いたようになっていて、なかなかきれいである。
ヤマツツジ
花の色は朱色のものが多いが、赤味が強いものもある。
サワフタギ
枝先から円錐花序を出して、白い花を密につける。5弁の花は直径7~8mmで、白いレースのベールをまとったように見える。
ニシキウツギ
ウツギの仲間で、花の色が白から赤に変化することから付いた名前(二色空木)。
まだ白い。
「三点支持」または「三点確保」と呼ばれる技術。
全身を使って登るような岩場を安全に上り下りするための必須事項。
手がかり、足がかりになる岩の突起や割れ目を見きわめ、手足の4点が岩をとらえた状態から、どこか1点だけを動かす(残りの3点は動かさない)、という歩き方。
山陰のマッターホルン「烏ヶ山」登山ツアーご予約はこちらから
ネットから登山届はこちらから
全国各地の山の様子など「山と渓谷社」
鳥取県在住 写真家の方のサイトより