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2018.06.17

だいせん登山道の最新情報~快晴~

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スタッフ名:久保昌之

6月16日(土)現在の大山夏山登山道の最新情報をお知らせ

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午前6時の大山寺の天候 快晴 気温13℃ 無風
午前9時の山頂の天候  快晴 気温12℃ 微風
 
日本海上に勢力の強い高気圧が張り出しているため、
上空に寒気が入り込み、陽が高くなるにつれ
地表との温度差によって雲海が広がってきました。
 例年よりも暖かい日が続いていますが、
最近は今日のように比較的に湿気が少なく、
冷たい風が吹くことが多いようです。
 
お花情報ですが、全般的に昨年よりも10日程度早いようです。
大山寺周辺で見られるお花は、
「ウツギ(卯の花)」「ツルアジサイ」
「イワガラミ」「ウリノキ」「ミヤマヨメナ」などで、
「ユキノシタ」も咲き始めました。
タニウツギは6合目あたりで、これから咲き始めるようです。
山頂台地では
「サワフタギ」「ヤマオダマキ」「ダイセンクワガタ」
などが咲き始めています。
山に生えている花とか樹木は、その見た目の形とか色で名前が
ついている場合が多く、その由来まで調べてみると、
色々と面白い話題が出てくると思います。
 
大山寺周辺の「エゾアジサイ」がだいぶ色づいてきました。
大山寺周辺の僧兵コースをのんびり歩くと、
ブナ林の足元にこのエゾアジサイがひっそりと咲いており、
今の時期の絶好の散歩コースになっています。
 
服装で注意することは、
薄着で歩き始めることです。
半袖1枚で充分です。登っている途中とか山頂で寒くなれば、
雨具の上着で代用してください。
そうすれば余分な防寒具を持たなくてすみます。
従って雨具については山でのポンチョタイプは論外です。
必ず上下セパレートタイプで、
それなりのしっかりしたものであれば長期間使えます。
登山の道具を新しく購入する場合は、
雨具と靴に関してはしっかりと吟味して
予算を充分過ぎるぐらいに充ててください。
 
また今の時期は虫除け対策も必要です。
特に湿気が多く、風が弱い日にはブト(ブヨ)が出てきます。
ブトはハエのような姿で3mm程度の大きさですが、
蚊と違うのは吸血の際は皮膚を噛み切り毒素を注入するので、
噛まれた時よりも翌日以降にかゆみが出る場合があります。
 
蜂と同じで黒系統の衣服や雨具には寄ってきますが、
明るい色の衣服には比較的に寄ってこないそうです。
また香水、制汗剤などの匂いにも寄ってくる習性があるようで、
お気をつけください。
これから雨具含めて山服の購入を検討されている方は
参考にされたらいいでしょう。
 
今年辺りから特に目立ち始めたのが、
イアフォンで音楽などを聴きながら
登る登山者が一気に増えてきました。
ほとんど単独の登山者ですが、
落石などの周りの状況が聞こえにくくなり、
危ないんじゃないかと心配します。
山に来た以上は風の声、鳥の鳴き声、自然の音を
感じながら登ったほうが安全だと思われます。
 
登山道の危険ヵ所はありませんが、
交差しにくい狭い場所が何ヶ所かあります。
登山客が多い時は渋滞の原因にもなっています。
基本的に山道ですので、段差が高いところがあって当然です。
自然を守りながら、出来るだけ過度な補修等は少し考慮が必要な気もします。
 初めて大山に登るお客さまから「きれいに整備されていますね。」という
言葉がいいのか悪いのかは意見が分かれるところだと思います。
ウツギ
【大山寺周辺にて】
ヤマグキショウマ
【大山寺周辺にて】
エゾアジサイ
【大山寺周辺にて】
ユキノシタ
【大山寺周辺にて】
タニウツギ
【登山道6合目上付近にて】
サワフタギ
【登山道7合目下付近にて】
シモツケ
【登山道7合目下付近にて】
ヤマヤナギの種子
【登山道7合目付近にて】
ヤマオダマキ
【山頂台地にて】
ダイセンクワガタ
【山頂台地にて】

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