動物たちがここにいた痕跡
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スタッフ名:梅林
本日も休暇村茶臼山高原スタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。
さて、今回は周辺に生息する動物たちの痕跡をご紹介します。
冬は動物の痕跡を発見しやすい季節です。
積もった雪の上を人間はもちろん、動物たちが歩くことで残る足跡や、エサになるものがなく枝や幹などを齧ってできた食痕、これらをまとめて痕跡あるいはフィールドサインと呼びます。
まずは、当館の駐車場付近から。
写真に写っている、この赤い実がつく植物は「南天」です。食べ物の少ない冬、鳥に人気な食べ物となるそうですが、その他の動物にも同様に、こういった実などは重宝されています。
よく見ると、実がいくつか無くなっているのがわかります。その場の状況より、食べたのが誰なのか予想することができます。
例えば今回の南天の場合
・南天の位置→私(157㎝)の目線の高さにある
・周囲の足跡→シカの蹄のような跡が残っている
以上2点から、おそらく「シカ」だろうということがわかります。
シカは草食動物なので、植物がメインですが、冬は木の実や木の芽などを食べて冬を乗り切っています。
当館お越しの際には、周辺を観察し動物たちの動きを想像してみてください...。
次回は他の動物の痕跡を探しに行ってきます!