茶臼山高原周辺は真っ白!お越し・お帰りの際の車の運転について
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さて、
茶臼山高原は愛知県最高峰の「茶臼山」周辺の
標高1,000~1,300mに広がる高原です。
隣県の岐阜県や長野県に比べれば雪は少なめです。
でも、愛知県の雪道は油断しないでください!
今回は個人的な意見ですが、
過去愛知県の他に岐阜県・長野県・北海道で生活していた
私の経験から茶臼山周辺の積雪時の運転について長文でお伝えします!
※愛知県の雪山の方が難しい路面状態な気がするからです。
①茶臼山高原にお越しの方は雪道の運転に慣れていません!
茶臼山高原近くの住民の方々は
スタッドレスタイヤで4WD(AWD)ですが、
雪が積もるのは「茶臼山」だけなので少し離れると
経済的なノーマルタイヤと2WDが一般的です。
※雪が積もったらチェーンを装着
そうなんです!
北海道・長野・岐阜といった降雪地域と違い
愛知県の平地に住まれる方のほとんどは通年ノーマルタイヤです!
ここ10年、基本的に愛知県内は積雪がほぼありません。
※積もっても量は少しだけでシーズン中に2~3回ほど
②冬季によくある茶臼山高原周辺のスタッグしている方
・チェーンは持ってきたけれど装着方法がわからない。
・チェーンの装着するタイミングがわからなくてそのまま登ってきたら動けなくなった。
・スタッドレスタイヤだけどカーブの上り坂で滑って登れなくなった。
・スタッドレスタイヤだけど前の車が止まったから停車したら滑って再発進出来なくなった。
・スタッドレスタイヤだけど溝が擦り減って無い。
・スタッドレスタイヤで溝もあるけど5年以上前の硬化したカッチカチタイヤ。
・スプレー式タイヤチェーンを経済的で万能だと過信してる。
・雪をどけるスコップやグローブ(手袋)を持っていなくて苦労されている。
・気軽にドライブに来たらまさかこんなに雪があるとは思っていなくて
帰るためにUターンをしようとしたらスタッグ。などなど。
そんな感じでロードサービスを待っている方がありますが、
待ち時間が長い時は4~5時間って事もあるようです。
➂雪の山道は登りよりも下りのほうが危険です!
・登りは滑って登られないだけですが、下りは滑ったら止まりません。
・フットブレーキ操作を慎重に(急ブレーキは避け、じわっと踏んでください)
最近の車はABS(タイヤがロックしない)などの装備がついていますので、
フルブレーキを踏んでも雪道でもタイヤがロックせず操作がしやすくなりましたが、
このABS、タイヤがロックされないのでゆっくり進み続け止まらないことがありますので注意してください。
・昔から雪道でエンジンブレーキを推奨されることがありますが、
安易に使わないほうが無難です。
通常エンジンブレーキは駆動輪しかブレーキがかかりません。
※2WD(2輪駆動)の車は2本のタイヤのみのブレーキです。
2WDの車はフットブレーキで4輪ともブレーキをかけたほうが安全です。
フルタイム4WDならエンジンブレーキは有効ですが、
パートタイム4WD・電子制御4WD・e-4WDなどは車種によって制御システムが異なるため
車に詳しい方でなければエンジンブレーキの多用は個人的におすすめしません。
※エンジンブレーキは時と場合と車種によります。
※スイッチ(自動・手動)などで雪道走行モード切替がある場合もあります。
※ABSは止まるための装置ではなくて急ブレーキでタイヤをロックさせないようにし、ハンドルで操作できるようにするための装置です。豪雪地域では解除している方もおられました。
※私はこんな感じです。↓↓↓
〇乾いた普通の坂道
エンジンブレーキ:フットブレーキ = 7:3
〇凍結した雪の坂道
エンジンブレーキ:フットブレーキ = 3:7
④雪質・路面状況が時間帯や日によって異なります。
路面がが0度前後の場合、雪も氷も解けかかっています。
最も滑りやすい路面状況です。
車の温度計や道路の電光掲示板を確認しましょう。
※マイナス10度とかの方が滑りにくいと思います。
※日当たりによっても全く違います。
⑤雪道の運転はアクセルを踏みゆっくり走行が安定しやすいです。
2WDも4WDも少しアクセルを踏んだ走行の方が安定します。
ハンドルはしっかり持つ必要がありますが、
重たい雪の時はハンドルを少しだけ左右に揺らすように
動かしながら走行したほうが安定します。
※個人的な感想です。※同乗者の乗り心地は最悪だと思います。
⑥愛知県は除雪が中途半端?!
隣県の長野県や岐阜県に比べ除雪が甘い気がします。
※早朝から除雪作業されている方ごめんなさい。個人的な感想です。
道路を傷めないように心遣いだと思いますが、
愛知県の除雪車の一部に除雪作業はアスファルトからバケットを
少し浮かせており除雪車の通過した後も雪が残っています。
その残った雪の上に融雪剤を撒くのでグシャグシャの残雪になっていることが多いです。
※豪雪地域の除雪車はバケットを立ててガラガラ音を鳴らしながら作業しています。
※愛知県より豪雪地域の長野県・岐阜県・北海道の方が、
道路が整備されており除雪に対する費用もしっかり確保されていると感じます。
⑦お越しの際のチェーンの装着の判断について
〇名古屋や豊橋方面からお越しのお客様
茶臼山高原道路は標高900~1200mを通る高原の道です。
スタッドレスタイヤは必須です!
チェーンの必要な場合装着できる場所が限られています。
オススメの装着場所は茶臼山高原道路の始点と国道257号線のT字路にある
「道の駅アグリステーションなぐら」です。
ちょっと早めの装着かと思いますがそのあと装着できる場所が少ない為です。
道の駅で最新の道路状況を伺うのもいいと思います。
〇豊橋や浜松方面からお越しのお客様
国道151号線は日陰に少し積雪が残っています。
国道151号線から左折して茶臼山に登る5㎞の間の
茶臼山高原スキー場より手前3㎞に積雪あります。
スタッドレスタイヤは必須です。
チェーンを装着する場所は中間地点ぐらいにありますが、平らな場所ではありません。
少し傾斜があります。
手前約10Kmの「道の駅グリーンポート宮嶋」で最新状況をご確認ください。
〇長野方面からお越しのお客様
除雪はしっかり入っていますが、スタッドレスタイヤは初めから必須です。
⑧冬期に私がいつも車に携行している物や、気を付けていること
〇長靴
〇グローブと軍手
〇軽量スコップ
※自分に使用したことはありませんが他の車の救助に使用。
〇折り畳み小型のこぎり
※倒木で通行できない時に過去3回使用しました。
〇スタッドレスタイヤの状態(溝・軟度)
〇ガソリンの残量は半分以下にならないように給油しています。
〇大雪予報の日は出来るだけ車に乗らない工夫をします。
大雪の通勤は避け前日から会社に泊まったり、帰らなかったりしています。
⑨【お越しの際やお帰りの際の車の運転は慎重にお願いします】
※降雪中や霧が出ている日は昼間でもヘッドライトをつけたほうが良いです。
※茶臼山周辺にはガソリンスタンドがありません。お休みも不定休です。
万が一、スタッグをした時のことを考えて余裕を持ったガソリンの給油をお忘れなく。
※「自分はスタッグしないから大丈夫」では駄目です。スタッグ渋滞に巻き込まれる可能性があります。降雪の勢いによっては4DWでもスタッグします。
※チェーンの装着は事前に練習して本番に備えましょう。装着の際、手袋は必要です!
※車間距離をいつもより離れて遠くに取りましょう。
※雪道はスピードを落とした運転が安全ですが、雪道に慣れた車が接近して来たときは譲りましょう。田舎の道では軽トラックを先頭に時速20㎞で走行し、その後ろが大渋滞していることが多々ありますが、前後車間距離がないと大変危険です! ちょっと休憩して最後尾に付いた方がいいと思います。
※雪道の運転は時間と気持ちに余裕をもってのんびりとお越しください。
⑩タイヤの滑り止めについて(チェーンやタイヤの種類)
4WDチェーンが最強ですが、4DWにスタッドレスでいいです。
【チェーン】
チェーンはスタッドレスタイヤに比べると安くコスパが良いが、
高速走行は向いていません。装着が大変。雪のない道では外す必要があります。
素材によって効果が異なりますが経済的な物もあります。
〇一般的に滑り止め効果が高いもの順
金属>強化プラスチック>布>スプレー
※金属:昔から信頼がありますが不便
※強化プラスチック:軽量ですが劣化しますので長期使用はNG
※布:最近は良い物も出てきていますが、簡易な物と思ってください。
※個人的にスプレー式滑り止めはおすすめしません。
【スタッドレスタイヤ】
スタッドレスタイヤは維持管理が高くコスパは良くないですが、
高速道路などでの高速走行も可能です。豪雪地域の方はスタッドレスタイヤが普通です。
※タイヤ交換をシーズンごとにする必要があり費用が掛かる
※タイヤの保管場所が必要(一年中必要です)
※保管状態が悪いと溝があっても3年で使えない状態になります。
※ホイールのサイズ扁平率によっては大変高価です。
【オールシーズンタイヤ】
タイヤ交換の回数が減る分は経済的ですが、滑り止めの効果は簡易なものです。
最近は燃費の良い物も出てきていますが、夏季ノーマルタイヤより燃費は落ちます。