2022年 今年も「あてび平のザゼンソウ」が出てきました!
1,932 view
スタッフ名:福田
2つだけ咲いていました! 2022年4月6日撮影
今年は雪が多かった為か、ザゼンソウの開花がいつもより少し遅い気がします。
休暇村から車で5分(徒歩の場合は約20分)、
休暇村の建つ愛知県の豊根村に隣接する長野県売木村に「あてび平」と言う自然園があります。
小鳥などの野鳥もたくさん見られることから『あてび平 小鳥の森』とも言います。
その「あてび平」の中を流れる小川の周辺にはこの季節になるとザゼンソウが見られます。
2022年4月6日に見に行ってきました!
【ザゼンソウ】の豆知識(うわさ話?)
・茶臼山で最も早く春を告げる花だと思います。
・サトイモ科で「開花する際に発熱する」という珍しい特徴を持った多年草です。
※雪の中でも、開花の時の温度は10度くらい時には30度程にもなる事があるそうです。
・茶臼山では例年3月の中旬ごろから、他の草花に先駆けて雪を解かしながら出て来ます。
・名前の由来は僧侶が座禅を組む姿に似ている事から
【座禅草(ザゼンソウ)】と付いたそうですが、
海外では、夏の葉っぱがキャベツの広がった葉に似ている事と
匂いが臭く「おならの匂い」に似ていてる事から
【スカンクキャベツ】と呼ばれているらしいです。
・サトイモ科で少し毒があるそうす。
食べると下痢になるらしく普通は野生動物も食べませんが、
冬眠明けの熊さんが食べる事があります。冬眠中はフンをする事がない為、
フン詰まりになっており知ってか知らずか下剤代わりにザゼンソウを食べるらしい。
※私が熊だったらスカンクのおならのにおいがするキャベツは食べたくありません。
・ザゼンソウが発熱するメカニズムを使えば真冬でも雪の下で野菜が作れるかもと、
遺伝子レベルで研究されていたことがあるそうです。
以上。
僧侶に例えると後ろ向きの写真はなんだか寂しそうに見えます
まだ雪が解けたばかりで草などはほとんど見られません。
でもザゼンソウが出てくればもう茶臼山高原も春。
追ってミズバショウ、サクラと開花が始まります。
茶臼山が若々しい緑色に変わっていくのも、あと少しのようです。
「あてび平」はこの看板が目印です。
【アクセス】
長野県下伊那郡売木村 「あてび平小鳥の森」
あてび平の入り口にはちょっとした砂利の駐車スペースがあります。
あてび平の入り口から先は車で入ることができません。
駐車スペースで歩きやすい服装と靴に履き替えてください。
※ザゼンソウは湿地に出ています。
入口から登山道を下りていくと30mほどで右へ行く分かれ道があり
更に5分ほど下ると小川が見えてきます。
その小川の周りの湿地にザゼンソウが見られます。
※注意!ザゼンソウの芽は大変小さく落ち葉の下から出ています。
踏まないように足元にお気を付けください!
【地震がありました】
本日2022年4月7日AM9:30ごろ 愛知県の新城市を中心に地震が発生しました。
同日AM9:50現在茶臼山や周辺道などに異常はありません。
新城市は震度4でしたが、茶臼山では震度3ぐらいの体感でした。
※休暇村茶臼山高原は通常営業しております。
※お越しの際は余震などによる道路の落石にお気をつけください。