冬の「部屋から天の川」~ 楽しめる季節になりました!
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スタッフ名:高梨
すでにご存じの方も多いかと思いますが、休暇村裏磐梯は、全ての客屋から天の川が楽しめるホテルです。
もう多くの方々に楽しんでいただき、部屋の中から写真を撮影し口コミ等に投稿されたお客様もいらっしゃいます。
冬の天の川の場合は、夏よりは輝きが控えめのため、あまりPRは行ってきませんでしたが、見事な「冬の大三角」と冬の天の川のとうとうと流れるさまを見ると、こちらもご紹介しなければと思い、今回ブログに乗せました。
始めにどうして全ての客室から天の川が見えるのか、の種明かしをさせていただきます。
まず休暇村の玄関を入って正面ホールからの外の眺めも、部屋に入って白いカーテンを開いた眺めも、写真のように磐梯山が中央にそびえます。
これにはホテル設計時の意図があります。
東西方向にあえて一棟だけの建物にして、全ての客室を南向きに配置しました。ゆえに南にそびえる磐梯山がどの部屋からも正面に見えます!
さらに部屋の窓ガラスにも工夫があります。中央に柱や枠のないできるだけ広い窓、そしてガラスも景色の歪まない高級な平面ガラス! 清掃はいつも行き届いております…。
これでカーテンを開けると、外に出なくても自分の部屋から、見事な磐梯山の爆裂カルデラ壁が正面に眺められるのです。
「ああ、本当に山岳リゾートホテルだ・・」、「まるで磐梯山の展望台のような部屋だ!」とのつぶやきが洩れることでしょう!
そして夏と冬、月明かりのない天気の良い夜を迎えますと、同じ窓から今度はまた違った素晴らしい景観が広がります・・・。そう、天の川です。
(↑ 夏の「部屋から天の川」)
地球をぐるりと取り囲む全天の天の川のうち、最も明るく壮観なのが夏の星座のさそり座・いて座方向の天の川で、真南に高度30度くらいに見えます。つまり休暇村の部屋からは磐梯山のすぐ真上に見えるということです。
冬の天の川は、天頂から南の方向、数々の明るい一等星が輝くオリオン座・おおいぬ座方向に流れ、これらも磐梯山の真上に見えます。
こちらが、冬の「部屋から天の川」です。(↓)
(↑ 青線が冬の大三角、黄色線がオリオン座、緑の方向が冬の天の川)
(※ 秋の天の川は、空高く頭上にかかるため、南の窓からは見えません。また春の天の川は、
南十字やケンタウルス座付近を通るので日本からは地平線下となってやはり見えません。)
もちろん、部屋から外に出て当敷地内の芝生広場で眺めれば、いっそう広々と広がる天の川を見ることができますが、部屋の中からでも明かりを消せば、外とあまり遜色なく見えるのです! これが休暇村裏磐梯の自慢「部屋から天の川」です!
また夏の天の川・冬の天の川と言っても、見えるのは夏・冬だけではありません。地球は我々を乗せて絶えず一定速度で自転していますので、一つ前の季節でも深夜まで待てば、見えるのです。つまり夏の天の川は春から夏、冬の天の川は秋から冬には見えるということです。
天の川とは、我々も所属する銀河系の姿が、地球の位置から眺めた姿として天に投影され光の帯となって星空をぐるりと取り巻いて見えるものです。
言わば、銀河系の大断面を光の帯として見るのです。
天の川を観るという体験は、それはすばらしく貴重な自然体験なのです。
ここは裏磐梯である、地球である以前に、ここは銀河系である、宇宙であるという新たな認識が実感されるのです・・・。
休暇村裏磐梯の夜は、もしかしたら、皆さんの人生観、自然観、地球観を変えてしまうかも知れません・・・!!
さて、上記のような体験をするには、月明かりの影響の少ない良く晴れた夜に休暇村裏磐梯に宿泊する必要があります。天気は幸運に期待するとして、月明かりの影響のない日時においでください!
そのためには、今年の冬は、だいたい次の期間は除外したほうがよろしくなります。参考になさってください。(満月の9日前から4日後ころまでは避けてください。)
<避けるべき時期>
12月6 ~19日 1月3 ~16日 2月2 ~14日 3月2 ~14日
では、休暇村裏磐梯で、皆様がすばらしい自然体験を持たれることを願っております。