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2022.09.19

【うつくしま百名山巡りvol.11】飯豊山に登ってきました

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スタッフ名:岩崎春平

皆さんこんにちは!いつも休暇村裏磐梯のスタッフブログをご覧頂き誠にありがとうございます。
本日はうつくしま百名山の飯豊山に登ってきたので紹介いたします。

飯豊山とは

飯豊山は福島県・山形県・新潟県に跨る山で標高は2105m。日本百名山・東北百名山・うつくしま百名山・山形百名山等に数えられる連峰です。山頂近くには飯豊山神社が置かれ山岳信仰の対象ともなっています。登山においては日本百名山においても屈指の難易度を誇っており、山容が大きく奥深いため山頂へのアクセスに時間を要します。
登山口
登山口は複数存在し様々なアクセスが可能となっています。
福島県からのアクセスは2か所。
・御沢登山口(喜多方市)・弥平四郎登山口(西会津町)
山形県からのアクセスは2か所。
・大日杉登山口(飯豊町)・温身平登山口(小国町)
新潟県からのアクセスは4か所。
・実川登山口(阿賀町)・胎内登山口(胎内市)・上赤谷口(新発田市)・大石口(関川村)

どのコースも山頂までの登坂距離は10㎞越えとなり非常に長く難解なルートです。

今回は、御沢登山口から登りました。
コース全長は約22㎞、累積獲得標高は約2200mとなっています。
登山道
登山口~横峰
登山口までは車で行けません。
川入キャンプ場の駐車場に車を停め、そこから歩いて500m程の地点に登山口があります。
序盤は樹林帯の中を進みます。
横峰と呼ばれる第一ピークまでは長坂と呼ばれる急登を約3㎞程登ります。
駐車場から登山口へ向かう林道
3㎞の急登は苔の回廊や木の根の張り巡らされた道など多岐にわたる坂道を楽しめます。
横峰~三国岳
第一ピーク横峰からは比較的緩やかな道が続きます。
明るい木々に囲まれた道を進むと水場があります。
水場かすぐに地蔵山分岐があり、三国小屋方面に進むと眺望が開けてきます。
北側には悠々とした山肌、南側には吾妻連邦や磐梯山が見られます。
眺望が開け始めると難所岩稜登りが始まります。
鎖場等もあるためかなり慎重な登りを迫られます。
1㎞程岩稜地帯を進むと三国岳(三国小屋)が見えてきます。
 
横峰から進むと視界が開けてきます。
岩稜登り途中にある剣ヶ峰。
ここからさらに登りがきつくなります。
約1㎞続く岩稜登り。
登り切った先には三国小屋があります。
三国岳~切合小屋
三国小屋を出ると尾根歩きが始まります。
アップダウンが激しく登り降りを繰り返す道が続きます。
登山道が崩落している箇所が多数。また梯子場、ガレ場、岩稜等高難度の道が続きます。
アップダウンが終わると種蒔山。
種蒔山から緩やかに下ると切合小屋が見てきます。
三国小屋からは約2.5㎞の行程です。
切合小屋には水場があります。
 
梯子場
ガレ場・アップダウンの多い尾根
種蒔山からは偽ピーク(テント場)までの道のりが見られます。
切合小屋
切合小屋~飯豊本山
切合小屋からは登り主体の道となります。
このあたりから飯豊連峰の山容があらわになります。
西側には飯豊連峰最高峰の大日岳もご覧いただけます。
切合小屋を出てすぐの急登は岩がなく滑りやすい地盤となっています。
1㎞程登ると草履塚と呼ばれるピークが。
草履塚からは飯豊連峰の全容が見えます。
草履塚からは一度下り、鎖場がある岩稜地帯を超えると最後の急登。
岩がごろごろしていてかなり滑りやすい。尚且つ急登のため最後の難関といえます。
登り切ると偽ピーク(テント場)。
そのすぐ先に本山小屋が見えてきます。
本山小屋からは緩やかな登りにて飯豊山頂となります。
切合小屋から約2.7㎞の行程です。
鎖場と岩稜地帯
飯豊連峰全容。万年雪も見られます。
最後の急登。偽ピーク。
振り返るとこれまで歩いてきた道が見えます。
本山小屋。
本山小屋から望む飯豊本山。奥には大日岳も。
山頂からの眺望
飯豊山から望む稜線
奥に見えるのが最高峰大日岳
北側の眺望。
朝日連峰・月山・鳥海山まで望めます
山頂標識
奥に見えるピークは北飯豊の北股岳
飯豊山頂~御西小屋
飯豊山から少し足を延ばすと御西岳・大日岳方面へ向かう稜線を歩けます。
本山から少し進むと駒形山、さらに進むと御西岳へと続きます。
山頂付近は秋模様。
草が色づきコントラストが美しい景観がご覧いただけます。
御西小屋からは雄大な大日岳の景観が。
足を運ぼうと思いましたが、全行程32㎞となるので今回は諦めました。
 
御西岳付近から見る大日岳
御西小屋から望む大日岳
帰りも美しい稜線を歩けます。
アクセス
飯豊山は複数の登山口があります。
前述した通り難ルートが多く、登山口入口も山深い場所にあるため事前の交通情報の取得が必須となります。また、山頂への道も往復20㎞越えとなりますので、装備に関しましてもかなり厳重な装備が必要となります。
登山計画の際は慎重な計画作成をおすすめいたします。

福島県にある日本百名山

安達太良山

磐梯山

燧ケ岳

会津駒ケ岳

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