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2022.07.09

休暇村裏磐梯名物 『 部屋から天の川! 』

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スタッフ名:高梨

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 すでにご存じの方も多いかと思いますが、休暇村裏磐梯は、部屋の中からでもガラス窓越しに夏の天の川が楽しめるホテルです。本格的に夏の星空の季節となりましたので、今日はこれをご紹介します。(本日の写真は全て2022年7月1日撮影のものです。)

 ただその前に経緯がありますので、当施設の山岳リゾートホテルとしての素晴らしさをまずご紹介いたします。
 
 次の写真は、玄関を入って正面ホールからの眺めです。磐梯山が中央にそびえています。
 
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次に部屋に入ると、このような景色の見える部屋も!
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 これには実は、ホテル設計時の意図があります。
 東西方向に一棟だけの建物にして、すべての客室を南向きに配置しました。ゆえにいずれの部屋も南にそびえる磐梯山側の部屋となります。
 (※ ただ敷地内の樹木が大きく成長し、磐梯山が見えない客室もあります。部屋からの眺望は、
国立公園の特別地域に立地しているゆえの規制等のため、部屋により違いがあることをご了承ください。)
 
 さらに部屋の窓ガラスですが、こちらにも工夫があります。中央にフレームのない、できるだけ広い窓、そしてガラスも景色の歪まない高級な平面ガラス! そしていつも清掃が行き届いております…。

 これでカーテンを開けると、外に出なくても部屋から見事な山の姿が眺められるのです。
  磐梯山は今から134年前の1888年に、世界にあまり例のない「磐梯山式噴火」を起こし、山が一つ山体崩壊を起こして無くなりました。その荒々しい爆裂カルデラ壁が正面に見えます!
 
 「ああ、本当に山岳リゾートホテルだ・・・」
天気の良い時は、このような景色も!
窓に近づき、窓枠が写らないように室内で撮影したものです。
 
 そして天気の良い夜を迎えますと、同じ窓から今度はまた違った素晴らしい景観が広がります・・・。(特に夏、月明かりのない夜だと)
 
 そう、天の川です。
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こちらは、カメラの三脚をぐっと窓に近づけ、室内から撮影した磐梯山とさそり座、そして磐梯山から左上方向にのびる夏の天の川です。
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  まるで、ドラエもんの『どこでもドア!!』・・・ドア(窓)の外はすぐ宇宙です!

 さて次は、ホテルの前庭(南側)に出て、外で撮影した天の川です。
外で眺めれば、いっそう広々と広がる天の川を見ることができますが、部屋の中から(布団の中からでも!)明かりを消せば外とあまり遜色なく見えるのです! 

 これが休暇村裏磐梯の夏の自慢です!
 
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次は、ホテルの玄関から北側に出て撮影した天の川です。
(左のテニスコートのネット付近がカシオペア座など秋の天の川で、右の玄関近くがいて座付近の夏の天の川、夏の大三角は中央に輝いています。)
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 天の川とは、我々も一員として所属する銀河系と呼ばれる円盤状・「どら焼き」状の星の大集団の姿が、我々の位置から眺めた姿として天に投影され光の帯となって空をぐるりと取り巻いて見えるものです。
 言わば、銀河系の大断面を空いっぱいの光の帯として見ているのです。
(銀河系は、最近は「天の川銀河」と呼ばれることが多くなりました。)
 
 空いっぱいの天の川を観る、という体験は、それは素晴らしい貴重な体験なのです。
 ここは、裏磐梯である、地球である以前に、ここは銀河系である、宇宙であるという新たな認識が実感されるのです・・・。
 
 休暇村裏磐梯の夜は、もしかしたら、皆さんの人生観、自然観、地球観を変えてしまうかも知れません・・・。
 
 
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 さて、上記のような体験をするためには、月明かりの影響の少ない良く晴れた夜に休暇村裏磐梯に宿泊する必要があります。天気は幸運に期待するとして、月明かりの影響のない日時においでください!そのためには、今年の場合、だいたい次の期間は除外したほうがよろしいです。参考になさってください。(満月前後の月齢が6~19の日をあげました。) 

   7月5~18日  8月3~16日  9月2~14日 10月2~14日 (除外したほうがよい日)

(9月以降は、さそり座いて座付近の天の川の明るい部分は夜早い時間に沈みますので、天頂付近のおりひめ・ひこ星付近からカシオペア座にかけての天の川が中心となります。)

  

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