ブログ

2022.05.14

これから咲く裏磐梯の花 5~6月

306 view

スタッフ名:高梨

画像1
 よい季節になりましたね。
 裏磐梯の自然の楽しみのひとつに野草探訪がありますので、今日はこれから咲く裏磐梯の代表的な野の花をいくつか紹介します!
 5月から6月にかけて、だいたい花が咲く順序に並べてみます。
1、キクザキイチリンソウ
(4月下旬~5月下旬)
裏磐梯に広く咲く。白花が多いが時に紫の花も。
2、ミズバショウ
(4月下旬~5月下旬)
湿地に広く咲きます。
3、オオヤマザクラ
(5月上旬~5月下旬)
裏磐梯は栽培種はあまりなく、これが裏磐梯の桜です。
4、ミヤマスミレ
(5月上旬~5月下旬)
裏磐梯はタチツボスミレとナガハシスミレが多く本種は少ない。
 以上1~4は、裏磐梯の平地では終わったものもありますが、裏磐梯の標高は700~1100m位(休暇村付近は820m)ですので、標高の高い所ではこれから咲くものもあります。

 
5,アケビ
(5月上旬~6月上旬)
つる植物として裏磐梯の探勝路周辺に特に多い。
6,ミツガシワ
(5月中旬~6月上旬)
湿原植物で氷河期の遺存種。 
7,ムラサキヤシオツツジ
(5月中旬~6月上旬)
噴火の影響のない山の斜面に多い。
8,フデリンドウ
(5月下旬~6月上旬)
五色沼探勝路・休暇村探勝路などの日当たりのよい草地に多い。 
 裏磐梯は、明治の磐梯山噴火の岩なだれにより、流れ山地形、湖沼、湿地がモザイク状に分布し、変化にとんだ環境が出現しました。そのため、山の植物、草原の植物、湿地の植物、水生植物と、いろいろな植物が一度に見られるところとなっています。
9、マイヅルソウ
(5月下旬~6月中旬)
休暇村探勝路~亜高山帯に多い
10、ベニバナイチヤクソウ 
(5月下旬~6月下旬)
五色沼周辺やレンゲ沼周辺などに多い。
11、ヒメイチゲ 
(6月上旬~6月中旬)
標高の高いところに多いが五色沼周辺にも見られる。
12、サイハイラン
(6月中旬~6月下旬)
休暇村探勝路に見られるが、数は多くない。
 ここに上がっている9、10,11は、ふつうはだいたい標高1500m以上に咲く高山植物です。しかし裏磐梯では休暇村周辺の標高800mのところにも見られ、裏磐梯の不思議のひとつです。
 もしかしたら、標高1750m前後だった今は亡き小磐梯山の山頂付近にあったものが、爆発による山体崩壊でスリップダウンしてきたのかもしれません。火山噴火と言っても温度数百度の熱い溶岩流や火砕流でなく、温度の低い岩なだれ(岩屑流)だったので、高山植物の種子や根が生きたまま低地に運ばれてきたのかもしれません。

 このように休暇村裏磐梯周辺は、野草の宝庫で、今、とても楽しい季節を迎えています。
皆さんもぜひ裏磐梯においでください。

 7月以降に咲く花は、今後また紹介いたします。

 
PAGE TOP