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2021.09.18

秋はお月見です! 天文台でド迫力の月を!

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スタッフ名:高梨

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 秋はお月見の季節、今年の十五夜、中秋の名月は9月21日になります。
それで今日は、この秋のお月見情報をお届けします。
 
 さて「お月見」、日本の伝統行事となっている「中秋の名月」は、旧暦8月15日の月を眺めることで、十五夜とも呼ばれています。新暦では今年は9月21日に当たり、しかも普通、満月から1、2日ずれることもあるのが、今年はぴったり満月で、めでたい事です。
 
 まんまるお月様が東の空から静々と昇ってくるさまは、何と多くの日本人に親しまれてきたことでしょう! 強烈なお日様の光より、おだやかで静かなお月様の光が日本人の性にあっているのでしょうか。世界一お月見の好きな民族ですね。
 
 お月見の時は、月見団子15個と、季節の実りの野菜や果物など15品目、それにススキの花を飾るのがこちらの風習です。今年は休暇村でも飾りますよ!
 
 ただ、旧暦8月15日だけでなく、旧暦9月13日も「十三夜」もしくは「後(のち)の月」と言って、やはりお月見をする風習があります。片方のお月見だけでは、「片見月」といって縁起が悪い、あるいはお嫁に行けなくなる?!と嫌う人もいるそうです。今年は10月18日が十三夜です。さらには旧暦10月10日の「十日夜(とうかんや)」もあるそうです。

 さて、お月見、ムーンウオッチングですが、特定の日の月だけでなく、空にお月様があれば、いつも何らかの情報をもたらしてくれます。ですから天文台のある休暇村裏磐梯では「星空さんぽ」の観察対象として、四季を通してご覧いただいております。
 (但し、通常40分間という限られた時間ですので、その日特に喜んでいただける対象~満天の
  星空・天の川・季節の星座・月・惑星…から選んでご覧いただいております)
 
 はじめの月全景の写真は、十五夜の6日前の、今年9月15日、休暇村裏磐梯天文台でのビデオ撮影の中の静止画の月です。上弦の月の翌日の月です。
(静止画にするとかなり画質が悪くなります。直接覗いていただくとそれはもう、ド迫力です!)

 次は、その南半球のアップです。
 
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 月面南部のクレーターだらけの様子です。南極付近のクレーターの中には創生されて以来ずっと太陽の光が差さなかったところがあり、そこに何と氷(水の氷)が残っていることが最近確認され、世を驚かせました。
 直径225㎞もある大きなクラビウス・クレーターが夜明けを迎えています。(中央右、やや上)


 次は「雲の海」近くにある「直線の壁」とよばれる地形です。(ほぼ中央)
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 高さ300mほどの断崖が、ほぼ直線状に長さ約110㎞に渡って伸びている地形です。月にある「万里の長城」のような感じでしょうか?!
  
 このように、地球と同じように、月にも名所や見事な景色が数多くあります。
 
 ぜひ、休暇村裏磐梯で、科学の眼で、あるいは情緒の心で、お月見を楽しみましょう!

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