曽原湖に映る逆さ磐梯山と逆さサソリ座 ~この夏の星空案内
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スタッフ名:高梨(星のオジさま)
2021.05.14午前2時撮影
~この夏の星空 ☆ 見どころ案内!
北斗七星が天頂から西に傾き、星空の世界も初夏から夏に移り変わりつつあります。夏の天の川も東の空に姿を現してきました!
さて今日は、この夏に見られる天文現象イベントのうち、宿泊のお客様に楽しんでいただけるものをピックアップし紹介いたします。(◎印は特におすすめです。)
7月30日(金) みずがめ座δ流星群極大
7月30日(金) やぎ座α流星群極大
8月 2日(月) ◎ 土星が衝(太陽の正反対に来る)
8月13日(金) ◎ ペルセウス座γ流星群極大
8月18日(金) はくちょう座流星群極大
8月20日(金) ◎ 木星が衝(太陽の正反対に来る)
9月 1日(水) ぎょしゃ座流星群極大
9月 9日(木) ペルセウス座ε流星群極大
9月21日(火) 中秋の名月
( ※上記は、8:00~8:40の「星空さんぽ」で必ず取り上げるという意味
ではありません。見るには時間が深夜~未明になるものも含まれます。 )
3か月間で9件を掲げましたが、月・木星・土星各1件以外は、6件が流星群の極大です。
やはり夏は流れ星を見る季節なのですね!
(次の写真、休暇村の敷地で天頂から北の方向の空を見たもの。光害ゼロですごく暗いです!)
このうち最も期待できるのは、8月13日のペルセウス座γ流星群です。今年は月齢の条件が最良で、大いに楽しめます。13日だけでなく前後3晩は期待できます。
7月30日のみずがめ座・やぎ座群は、月齢の条件が悪くあまり期待できません。
8月18日以降の夏後半の流星群は、ペルセウス座γ流星群ほどではありませんが、予想外に突発的に大出現する可能性もある流星群です。夏は、群に所属する流星以外に単発的に出現する散在流星も多く、流れ星を数多く見るチャンスです!
土星と木星は、ようやく宵の東の空に眺められる時期となります。
宿泊のお客様対象の無料星空観察会「星空さんぽ」は8:00~8:40なので、まだ木星・土星は東の空に低く気流の影響が強いため、きれいな姿を見るには8月下旬以降かなと思います。
このほか、通常の夏の星空で楽しめるものには、次のようなものがあります。
☆ 夏の星座(織姫・彦星の七夕の星たち、白鳥座、さそり座、いて座、へびつかい座、
かんむり座、ヘルクレス座、てんびん座、カシオペア座など)
☆ 夏の星雲星団など(M13・M22球状星団、M8星雲、二重星アルビレオ・・・)
☆ 天の川(7月中は午後9時以降がよく、8月・9月は、暗くなればいつも楽しむことができます。
但し明るい月があるときは、あまり見えません。)
(次の2枚は、今年6月9日23時の休暇村裏磐梯の敷地から見た北東と南東方向の天の川です!)
~~~~~ 「星空さんぽ」の予定 ~~~~~~~~~~~~~~~~~
「星空さんぽ」(火・金・土曜20:00~20:40実施)では、以上の内容をベースに、その時々の月齢を踏まえて、次のような内容で計画いたします。
(◎は特におすすめです)
7月 4日前後(±2日) ◎春~夏の星座 〇夏の星雲星団など(望遠鏡)
7月11日前後 ◎春~夏の星座 〇夏の星雲星団など(望遠鏡)
7月18日前後 ◎月・土星(望遠鏡) 〇春~夏の星座
7月25日前後 〇月・土星(望遠鏡) (24日満月)
8月 1日前後 ◎夏の星座・天の川 〇夏の星雲星団など(望遠鏡)
8月 8日前後 ◎夏の星座・天の川 〇夏の星雲星団など(望遠鏡)
8月15日前後 ◎月・土星(望遠鏡) 〇夏の星座
8月22日前後 〇月・土星・木星(望遠鏡) (22日満月)
8月29日前後 ◎夏の星座・天の川 〇土星・木星(望遠鏡)
9月 5日前後 ◎土星・木星(望遠鏡) ◎夏の星座・天の川
9月12日前後 ◎月・土星・木星(望遠鏡)
9月19日前後 ◎月・土星・木星(望遠鏡) (21日満月・中秋の名月)
9月26日前後 ◎金星・土星・木星(望遠鏡) 〇夏の星座・天の川
星空は、天候もあり必ず予定通りに見れるとは限らず、また月が明るすぎると星が見えにくくなりますが、条件に恵まれた時の裏磐梯の星空はすばらしいものがあります。
特に夏~秋の天の川は、人の自然観人生観を変えるほどの光景といっても過言ではありません。
皆様、ぜひ裏磐梯で星空体験を楽しんでください!
※「星空さんぽ」の実施日で天候不良などで外や天文台での観察ができない場合は、とっておき
の写真スライドや実写ビデオ映像で、楽しい宇宙のお話を行います。こちらも人気ですよ!
(最後のおまけ;今年4月23日午前3時撮影の桧原湖北端金山からの夏の天の川、
昨年5月29日午前0時休暇村裏磐梯の客室からの夏の天の川)
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