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2021.05.15

この夏、休暇村で天の川を見る! 天の川に包まれる!

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スタッフ名:高梨

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  皆さん、天の川って一体何なのか、ご存じですか??

 天の川とは、、私たちの太陽系も含まれる、星(恒星)の数2000億・直径10万光年の、形が円盤状・どら焼き状・蚊取り線香状などと例えられたりする、星の大集団=銀河系(天の川銀河)を、銀河系の中の私たちの位置から眺めた姿そのものです。

 私たちのいる太陽系は、銀河系の円盤の中心とへりの中間あたりに位置しますが、広大な銀河系は地球から見ると、地球の近傍の星のみが夜空に散らばる星として見え、それより遠くの星々は、地球を取り囲むボーッと輝く巨大なリング、光の帯のように見え、これが天の川の正体なのです。
                    (表紙;2020.05.29  01h47m休暇村裏磐梯で撮影)

 次の写真は表紙と同じ日に、魚眼レンズを天頂に向け、天の川全体を撮影したものです。
左側が北の地平線付近、右側が南の地平線付近、中央が天頂付近です。
 
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 空は平らな大地にかぶさる球面のように感じますが、大地自体が地球という球体の一部なので、空もずっとつながっていて、そこに見える天の川も地球をぐるりと取り囲んでいるのです。
                (2020.05.29 01h51m休暇村裏磐梯で撮影)


 さて次は、秋の夜空の一画にあるアンドロメダ銀河です。( 500㎜レンズで撮影)
 
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 アンドロメダ銀河は、私たちの銀河系の「お隣さん」と言える存在ですが、アンドロメダ銀河からわれわれの銀河系を見ると、ほとんど同じように見えると言われています。仮にこれが銀河系の写真だとすると、我々の太陽系は写真内の緑色の点の位置にあります。

 ゆえに次の2枚の写真でお判りのことと思いますが、さそり座やいて座の方向の夏の天の川が特に明るいのは、星が特に密集した銀河系の中心方向を地球から見ているからで、逆に、オリオン座やふたご座の方向の冬の天の川があまり明るくないのは、星が少ない銀河系のへりの部分のみを見ているからなのです。
 
↓ 夏の天の川・2021.04.23 03h12m 桧原湖北端付近で撮影)
↓ 冬の天の川・2020.12.14 00h58m 磐梯山南西麓で撮影;画面やや右でたてにボーッと広がっているのが冬の天の川です。
 
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~天の川とは私たちの肉眼で見れる最も壮大なパノラマです!
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 ↑ 曽原湖の天の川   2021.05.14  02h02m 曽原湖北部で撮影


 休暇村裏磐梯は自然豊かなリゾート地にあり都市光の影響が極めて少ないので、休暇村で天の川を見るチャンスは高く、「天の川体験」をお薦めしております。
 
 今夏のお薦めの時期は、月明かりで天の川の輝きがあまり目立たなくなる時期を外した下記の時期においでください。
  (満月の10日前~5日後と、深夜以降~明け方に見える時期は除外してあります。)
 
 6月  1~15日
 7月  1~14日、 29~31日
 8月  1~12日、 27~31日
 9月  1~11日、 26~30日


 さて最後に、驚きの写真をご覧に入れます!

 
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 この写真は、休暇村裏磐梯の客室内で、部屋の照明を消して撮影した天の川です!
               ( 2020.05.29 00h53m 休暇村裏磐梯・客室内で撮影)
 
 当ホテルは、磐梯山の眺望を第一のウリとして立地、設計されてあり、歪みの少ない高級窓ガラスが使用されております。
 これが夜になると、客室がそのまま夏の天の川の好展望台となるのです!
              (一部の客室では樹木が育ち、眺望が樹木越しとなります)
 
 
 天の川を肉眼で眺めることは、われわれの銀河系の大断面に包まれる体験、すばらしく壮大な宇宙体験です。この夏、休暇村でぜひこの体験にチャレンジしてください!
 
 

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