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2020.10.31

キャンプ場に生息する高級食材ウチダザリガニ!

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スタッフ名:高梨

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 休暇村キャンプ場を流れる小川には、高級食材のウチダザリガニがたくさん生息しており、ユーモラスで簡単な方法で釣ることができます。このザリガニ、実は環境省の特定外来生物に指定されていて、生体移動は法律で禁止されいるので、釣ったら食べるのみです。とても美味しいザリガニなので、今回は豪華パエリアにしてみました!
 
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   二ホンザリガニやアメリカザリガニより大きくなりますが、今回のはやや小型

 ウチダザリガニは、その名称から日本在来種のような印象がありますが、冷水性の北米原産の外来種で、1926年に農林省水産局により食用目的で「優良水族移植」により輸入されて以来、北海道や裏磐梯など冷涼な風土の湖沼や河川に定着、棲息しています。実際、ザリガニはヨーロッパでは高級食材として利用されており、ウチダザリガニも阿寒湖漁業協同組合では、1㎏2,000円程度で販売されています。(冷凍のみ)
 
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  休暇村裏磐梯キャンプ場のD地区(磐梯山が正面に見える人気サイトです) 設営されているテ  
  ントは小泉環境大臣がPRしたワーケーション用のもので、この左側に小川が流れています 

 休暇村裏磐梯キャンプ場のD地区の小川は、裏磐梯におけるウチダザリガニの主要な棲息地で、毎年行われる裏磐梯観光協会主催の「釣って食べるウチダザリガニ釣り大会」(世界ザリ1グランプリ)の会場の一つになっております。(今年は残念ながらコロナ禍により中止となりました)
 
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   ザリガニの棲む小川 石の隙間にたくさんいます

 釣り方は簡単で、長さ2mくらいの棒にタコ糸を結び付け、魚の切り身やするめ等の餌を縛るだけ。つまり、針は必要ありません。水中に入れると、どこからともなくバルタン星人のような姿が現れ、餌にしがみつくのです。頃合いを見計らって静かに竿を引き上げると、バルタン星人君は、「しまった、釣られた!」とばかりに空中に舞い上がりますが、餌を離せばいいものを、「せっかくありついた食事だ!」としっかり摑んだまま!!
 ふつう釣りでは、合わせ・フッキングは神経を集中させて鋭く反応させる必要がありますが、こちらの場合、とても笑ってしまいます!!  のほほんと、おおらかです。
 
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   今回のエサは、鍋物などに使う塩タラを使いました。気に入ってくれました!

 さて次は、ザリガニ君にはかわいそうだが、食べます!
ウチダザリガニは、外来生物の中でも、「日本の侵略的外来種ワースト100」にリストアップされているだけあって、ヌマエビ類、カワゲラ・トビゲラ類、トンボ類・魚の幼生など日本の在来水生生物がすごいスピードで駆逐されつつあるのです。「ザリガニに罪はなく命を奪うのは可哀そう」と考えがちですが、同時にザリガニによりこうした日本になじみの生物たちが姿を消しつつある現実も見逃せません。感情論でない生態系全体の維持保全が大切になってきます。そんなわけで、裏磐梯ではウチダザリガニの駆除活動が行われています。

 さて、ウチダザリガニがメインの豪華パエリアをつくり、食べました。
 
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 今回は、ザリガニが小さかったため、他の魚介類の出汁がやや強くなってしまいましたが、美味しかったです。ウチダザリガニからはいい出汁が出ますが、おいしさを味わうには、単純に塩ゆでして殻をむいて食べるのがいいようです。泥臭みが全くなく、イセエビにも似た(?)味わいです。
 (ただ、水生動物は寄生虫の心配がありますので、よく加熱してから食べてください。)
 
 季節的に水温が低くなって活性が鈍っている印象でしたので、来年の夏、キャンプをしながら、野外料理として楽しみ、併せて、楽しい釣り体験と自然を守る活動を行ってください。
 

 
 終わりに、磐梯山周辺の現在の紅葉進捗状況を示す写真をお届けします。
 
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ゴールドライン 10月28日 標高1000m付近 10月10日付けブログの予想より5日ほど遅くなってきています ブナ・ミズナラは夏~秋の日照不足で発色が少し悪く褐色です
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五色沼・柳沼 標高823m 10月28日 カエデ類はピークです
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