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2020.10.27

雨の日のハス沼

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スタッフ名:上村

「Fremd bin ich eingezogen, fremd zieh ich wieder aus (よそ者として来て、よそ者として去ってゆく)」

まだ雪は降ってませんが、シューベルトの『冬の旅』の冒頭が頭をよぎるような
どこか物哀しい雰囲気が漂う季節になりました。しかしながら、どういうわけか
秋の哀愁には独特な美しさがあります。さて、今日は雨の中、隠れた名スポット『ハス沼』
を探勝してみます。さすらいは見習いの楽しみ(Das Wandern ist des Muellers Lust)!
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灰色の空が、裏磐梯の紅葉の鮮やかさをより引き立てています。
小雨の中を少し歩くと、休暇村裏磐梯探勝路の案内板が出迎えてくれました。
いよいよ楽しい散歩の始まりです。
木々が紅葉で色めく一方、地面は落ち葉で埋め尽くされており、
生命の枯渇や死を思わせる冬の到来を暗示しているかのようでした。
 
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道中で見かけた、黄色い皮に包まれた赤い木の実。
まだ名前は分かりませんが、どこか毒々しい雰囲気を帯びています。
しばらく歩くと、左手側にハス沼の案内板が見えました。もうすぐ到着です。
この案内板からハス沼までの道のりが、個人的に一番のお気に入りです。
特に秋頃は素晴らしく、ブラームスの交響曲第三番第3楽章の、あのどこか物悲しい旋律が頭をよぎります。
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ついに、到着しました。こちらが『ハス沼』です。
レンゲ沼とは対照的に、ひっそりと目立たないところに佇んでいますが、
それ故にハス沼はどこかミステリアスな雰囲気を帯びています。
秋雨の中のハス沼は、なんとも渋い燻し銀な魅力がありました。
私はシューベルトのドイツ歌曲が好きですが、このハス沼の風景は
『Auf dem Wasser zu singen (水上にて歌う)』を連想させます。

小雨の中の探勝も、案外悪くないものです。ですが、さすがに大雨の日は控えましょう。
本当に風邪を引きます・・・。
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