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2020.04.04

裏磐梯高原の自然の秘密

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スタッフ名:高梨

皆さんこんにちは、土曜日担当の高梨です。
今日は休暇村裏磐梯周辺の自然のお話です。

裏磐梯高原と呼ばれる標高800m前後の磐梯山の北側は、とてもおもしろい、変わった自然が広がります。まず300以上もの湖沼が点在します。そして高さ数m~30mの小さな山があちこちに散らばっています。そしてそれらをすっぽり包む森は、若い森なのにとても豊かな植物・動物が見られます。
 
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中瀬沼から見た磐梯山と流れ山地形

これは全て1888年の磐梯山の明治の噴火でもたらされたものです。
噴火前まであった小磐梯山が、水蒸気爆発により山体崩壊を起こして消失し、岩なだれとなって磐梯山の北側を広く覆ってしまったのです。その厚さは、休暇村付近で約50mもありました。
 
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岩が重なり合って高くなった部分は小さな山(流れ山地形)となり、山と山の間のくぼ地は、同時にできた檜原湖などの堰止湖から水が浸透し多くの沼や湿地となりました。
結局、岩だらけとなった裏磐梯の大地は、畑にも田んぼにも宅地にもならない、役立たずの大地となりました。

ただ、人間にとっての役立たずの大地は、植物や動物にとっては人間が手を出さない有難い大地となり、多くの草や木がそれぞれの環境に応じて群落をつくりました。
 
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つい最近まで背の高い樹木がなかった日当たりのよい森には、ヤマブドウ、アケビ、コクワなどの甘い実をつけるつる性の植物が特に多く繁茂しています。そのため、まだ若い森なのに餌の多い、数多くの動物が生活できる豊かな森となったのです。
 
水位の変動する湖岸線や、落葉した秋の森では、今も噴火直後の岩だらけとなった大地の様子をイメージすることができます。トレッキングでぜひ確かめてみてください。
 

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