【安曇野 水鏡の春】水田に映る残雪の北アルプス
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スタッフ名:良波
安曇野の春の風物詩の一つに、水を張った田んぼに、残雪の北アルプスが映し出される【水鏡】の風景があります。
全国『水田』は数あれど、北アルプスを映し出す水鏡は松本平の田んぼだけ。
その中でも安曇野市は特に稲作が盛んなので田んぼも多いんです。
ゴールデンウィークの前後、安曇野のシンボル常念岳の山肌に(常念坊)お坊さんの雪形が出始めたら田植えの合図と、周辺一帯の田んぼに水が張られていきます。
長野県の田植えの時期は、4月下旬から5月上旬なので、田植えが済んでいても、稲が小さくある程度育つまで(5月いっぱい)はキレイな水鏡が楽しめます。
水鏡は、「すいきょう」「みずかがみ」と読み、鏡のように水面に姿・物が映って見えることを言います。
水の源として、安曇野平は、南から犀川、北から高瀬川、西から穂高川と、動脈の河川が集まる国土交通省認定の「水の郷(さと)」。
環境省の名水百選にも選ばれていて、安曇野の観光スポットの代表『大王わさび農場』を含む「安曇野わさび田湧水群」も広がっています。
水と緑と光が共演する安曇野の水景色は、心を潤し、癒やしを与えてくれる、どこか懐かしさを感じる日本の原風景を見せてくれるでしょう。
安曇野で水鏡をみるベストな条件は、一番に空気が澄んだ晴れた日、そして風が無いことが条件。
この二つの条件を満たしやすいのは、晴れた日の早朝。
時間的には6時台が良いですね。
時間がたつにつれて、風が出てきたり、雲が出てきたりしやすいです。
ゴールデンウィーク直前から5月いっぱいは安曇野市内各所で『水鏡』が楽しめますので、これからお出かけのお客様はチェックお願いします。
旅の途中にお時間があれば、車を停めてご覧になってみてはいかがでしょうか。