南阿蘇の春の鳥② ~綺麗な色の鳥~
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スタッフ名:ウ ジヨン
今日紹介する鳥は休暇村南阿蘇で観察できる春の鳥の中でも色が綺麗な種類です。
綺麗な緑色のこの鳥はアオバトです。
全長33cmぐらいで、上面は暗緑色、頭から胸にかけては明るい緑黄色をしています。オスは翼の雨覆羽に赤褐色があります。全身がほぼ緑色をしているのでアオバトと呼ばれています。
「アーーアオーアオー」 「ウーウワァーオー」 などと唸るような声でさえずります。東北地方ではこの声から”魔王鳩”などと呼ばれたと面白いうわさもあります。
綺麗な青色のこの鳥はオオルリです。
全長16.5cmのオオルリは日本では夏の鳥と知られておりまして、南阿蘇では春に観察できます。 山地の渓流沿いで見られることが多いです。
野草園で観察できる鳥の中でも濃いブルーの背中、白いおなかというはっきりしたコントラストをもつオオルリのオスは、よく目立ちます。おまけに高い木のてっぺんで、長時間、場所を変えず、尾を振りながら高く澄んだ美しい声で「ピールーリー ポピーリ ピピ ギッギッ」とさえずります。メスは地味な色彩ですが、巣は崖や岩のすき間ですから、見つかりにくい色をしています。
緑色と黄色が混じっているこの鳥はソウシチョウです。
全長約15cmぐらいの小さい鳥で、体色は暗緑色,眉斑から頬は薄い黄色,のどは黄色で胸は濃いオレンジ色,翼に黄色と濃い赤の斑紋があり,嘴は赤色です。
ソウシチョウはササ類の繁茂する標高1,000 m以下の常緑広葉樹林、落葉広葉樹林に主に生息します。またこういった藪の中に営巣し、越冬期は標高の低い地域に移動し、主に竹林や笹藪に生息し小群をなします。カラ類との混群をなすこともあるそうです。食性は雑食で、昆虫類、果実、種子等を食べます。